当院では、令和5年1月1日より、選定医療となりました。
選定医療についてはこちらをご確認ください。

 

【当院での多焦点眼内レンズ白内障手術実績】
2009年1月~2023年3月
多焦点眼内レンズ白内障手術: 243
白内障手術:約5,000眼

多焦点眼内レンズ(三焦点眼内レンズ)

このレンズは簡単に言うと遠くと近くが見える遠近両用レンズです。 2007年に厚生労働省の承認を受け、2008年7月に先進医療として承認されました。 これにより、老眼年齢であっても、多焦点眼内レンズ挿入により、眼鏡に依存しない生活が可能となります。
現在は、遠中近の三焦点レンズが発売され、更に便利になりました。

 

単焦点眼内レンズとの違い

今まで、白内障において濁った水晶体を超音波乳化吸引装置で摘出し、その代わりに挿入する人工レンズ(眼内レンズ)は、単焦点眼内レンズでした。 このレンズは若い頃のように見たいすべての距離にピントが合うのではなく、ある1点にピントが合うレンズです。 そのため、ピントが合う距離以外を見たいときは、眼鏡が必要となります。 例えば、遠くが見えるような度数の単焦点眼内レンズを挿入した患者さんは、運転やゴルフは眼鏡なしでいいのですが、近くの字を読みたい時、スコアカードを見たい時には近用眼鏡(いわゆる老眼鏡)が必要です。 老眼になると、近くが見えないことがいかにハンディーになるか感じます。今までは、どこに行っても遠くと近くが見えたのに、近くを見るときは老眼鏡をかけないと見えなくなるのです。人によっては、眼鏡を置き忘れるので、家と仕事場で複数の眼鏡を備えている人もいます。多焦点眼内レンズにより、眼鏡に依存しない日常生活が可能となります。

単焦点眼内レンズの見え方

単焦点眼内レンズは、ピントが合う距離が一つだけになるレンズです。
ご自身が最も必要な所にピントを合わせることが出来ます。
例えば、遠方2m以上や、本を読む30~40cmのどちらでも合わせることが可能です。
遠く(2m以上)に合わせると、運転やスポーツは眼鏡なしで出来ますが、近くの文字(30~40cm)を読みたい時やスマホを見たい時は、近用眼鏡(いわゆる老眼鏡)が必要です。近くに合わせると、その逆になるため、遠くを見るための眼鏡が必要になります。

多焦点眼内レンズの見え方

多焦点眼内レンズは、ピントの合う距離が一点に限らず、いくつもあるレンズです。
遠くの道路標識やテレビの字幕、手元のスマホも見ることが出来ます。
全ての距離が見えるわけではありませんが、日常生活は眼鏡なしでも楽になります。
しかし、単焦点レンズに比べると、『少しぼやけたり色あせて見える』『にじむ』『まぶしい』といった、見え方の質が少し落ちることがあります。

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詳細については、来院してお尋ね下さい。