甲状腺眼症とは

甲状腺機能の異常(バセドウ病、橋本病など)でホルモンの値に異常があると、眼球が出たり瞼が腫れたりします。
眼球の周りにある脂肪や目を動かす筋肉の中に存在する甲状腺に関係した抗体が標的となり、炎症が起こるものです。
甲状腺眼症はバセドウ病眼症とも言われたりしますが、バセドウ病だから必ず甲状腺眼症になるわけではなく、甲状腺眼症だから必ずバセドウ病というわけではありません。
しかし、甲状腺眼症の方が将来的にバセドウ病になる可能性は十分にあります。
また、甲状腺機能が正常でも甲状腺眼症は起こります。内科の治療によって甲状腺機能異常が治ると目も改善すると思われがちですが、それは誤りです。甲状腺と目の治療は別と考えた方が賢明です。

甲状腺眼症の症状

眼球が出たりまぶたが腫れたり赤くなったり、眼球が突出するなどの特有な症状が現れます。
また、目の奥の痛みや重さなどを感じる場合もあります。

甲状腺眼症の原因

早期発見・早期治療が大変重要です。
発症してから半年くらい経過すると、症状が固定してしまい、治療効果が乏しくなる可能性があります。
治療は炎症を取り除くため、ステロイドホルモンによる消炎が主となります。
但し、ステロイドは長期使用すると、血管を継続的に細くするため、眼圧の上昇などの副作用が出てしまいます。眼圧の上昇は緑内障を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

この他には、内服や、まぶたへの注射、眼球の後部への注射を症状に応じて行います。

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